講演「九条俳句国賠訴訟と学習権の保障」佐藤一子さん
□ 国賠ネットワーク
さまざまな国賠裁判を結ぶネットワークは1989年に作られました。国や自治体の公務員から不法な被害を受けた人々が国家賠償法1条に基づいて、その責任を問い、謝罪や賠償を求める訴訟です。無実の罪で逮捕・拘留・起訴された冤罪被害者を中心に、国賠裁判を闘う原告や支援グループの、緩やかな連携と支援交流をめざしたネットワークです。
□ 交流集会
年に一度、さまざまな国賠の当事者、支援者が集まって、互いに報告し、語り合い、情報や智恵を共有する全国的な交流集会です。およそ9の国賠裁判の報告が行われます。今年は、国賠訴訟のヤマ場を迎える「九条俳句違憲訴訟」にスポットを当て、午前は九条俳句を取材したドキュメンタリー映画「ハトは泣いている―時代の肖像」の上映。午後は「九条俳句」の社会的な問題点を佐藤一子さんにお話いただきます。また恒例の、「国賠ネットワーク大賞・最悪賞」が会場参加者の選考によって決定します。
□ 講 演
今回お話し頂くのは、「九条俳句」市民応援団・世話人の佐藤一子さん(東京大学名誉教授)です。当初より「九条俳句」違憲国賠訴訟を市民の手で!実行委員会に加わり、その勝訴をめざすとともに、「表現の自由」を守り、自由闊達な公民館活動を実現するために活動されています。専門の社会教育の分野から、市民の学ぶ権利、自主的で地域に根差した生涯学習の大切さを説かれています。近く九条俳句国賠の一審法廷で、補佐人として学習権について発言される予定です。
■ 2017年 2月18日(土) 午後 1:30 ~ 4:50 講演と報告
■ スペース たんぽぽ 千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル4F
■ 講演:「九条俳句国賠訴訟と学習権の保障」 佐藤 一子さん
■ 各国賠裁判の現状報告
■ 国賠ネットワーク大賞・最悪賞の決定
■ 交流集会参加費 500円(資料、茶菓)
■ 午前10:00~12:25に、同会場で、 映画「ハトは泣いている」を上映します。鑑賞代:1000円