「木村まきさんを偲んで」治安維持法の時代を考える ~ 横浜事件・生活図画事件・植民地弾圧

 みなさんは、稀代の悪法といわれる治安維持法の時代をご存じでしょうか。ギャラリー古藤では5年前、「横浜事件と言論の不自由展」を開催し、大きな反響をいただきました。今回はその第2弾となります。今年8月、横浜事件国賠訴訟の原告として闘い、前回と今回の展示の企画を立案した木村まきさんが急死されました。木村まきさんは、横浜事件の当事者として弾圧を受けたジャーナリスト・木村亨さん(元中央公論編集者)のお連れ合いです。
 今回の展示では、木村夫妻が関わった横浜事件の貴重な資料・日記などを集めました。また、北海道旭川などで起きた「生活図画事件」で検挙された松本五郎さん (2020年没 ) が獄中で作ったちぎり絵や今年102歳になる菱谷良一さんの絵などを展示します。併せて、荻野富士夫さんが研究してこられた朝鮮・台湾での治安維持法の資料もご覧いただきます。映画の上映、トークイベントを通じて治安維持法の時代を今に問い、言論・表現の自由の大切さを考えてまいります。
 「木村まきさんを偲んで」実行委員会 永田浩三

□ 日時 2023年12月19日(火)~24日(日)
□ 会場 ギャラリー古藤(ふるとう)
   練馬区栄町9-16 (武蔵大学正門斜め前) tel:03-3948-5328

□ 12月19日~22日 展示12時~18時
12月19日(火)18時30分~木村まきさん追悼 永田浩三(武蔵大学教授)磯部忠(国賠ネット)
12月20日(水)18時30分~ 生活図画事件を歩く 川嶋均(東京芸術大学講師)
12月21日(木)18時30分~ ビデオ上映『横浜事件を生きて』他 松原明(ビデオプレス代表)
12月22日(金)18時30分~ 森川文人(弁護士)
□ 12月23日~24日 展示12時~16時
12月23日(土)16時30分~ 映画上映『空と風と星の詩人』
12月24日(日)16時30分~ 荻野富士夫(小樽商科大学名誉教授・近現代研究者)

□ 入場料 (展示鑑賞は入場無料)
イベント(映画以外) 一般500円 ハンデのある方400円 大学生以下無料
映画(12月23日) 一般1000円 ハンデのある方800円 大学生以下無料

http://furuto.art.coocan.jp/

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