横浜事件国賠控訴審判決の案内

横浜事件国賠の控訴審判決が18/10/24 13:15~に、東京高裁825法廷であります。民事11 部(野山裁判長)で控訴審判決あります。
14:00から判決報告集会を虎ノ門天徳ビル4階 大会議室(港区虎ノ門1-1-13)で開きます。太平洋戦争下に特高警察によってでっち上げられた、横浜事件について国の責任を問い賠償を求める国家賠償請求訴訟が6年前に提訴(2012/12/21)しました。原告は事件の元被告人である元中央公論社編集者の木村亨さんの妻まきさん、同じく元満鉄調査部員平舘利雄さんの長女道子さんの二人です

国家賠償請求の裁判では、違法な逮捕、拷問、違法な起訴、違法な予審決定、違法な有罪判決、そして訴訟記録の焼却、さらには判決文がないことを理由とした再審棄却決定、再審裁判における免訴、それを前提とする刑事補償決定、これらの全部を一連の不法行為として、損害に対する国家賠償を求めてきました。

一審判決(2016/6/30)は、違法逮捕、拷問、戦前の検察官および裁判官の対応、訴訟記録の廃棄については違法と認めました。しかし、それ以降、再審請求の棄却や免訴判決は違法ではないと判断しました。国の主張する国家無答責の法理にそうものでした。

控訴審では、おもに国家無答責に法理が確立していたとする主張は、事実に反して間違っていることの立証力を尽くしました。第3回口頭弁論で岡田正則早稲田大教授の鑑定意見書を提出し、国の頓珍漢な反論に対して補充意見書を提出しました。更に岡田教授の証人尋問や、国が隠し続ける文書の文書提出命令の申立も行いました。しかし、裁判所はこれらを棄却したため、3人の裁判官の忌避を申立てましたが、半年ほどの審理棄却され、今回の判決になりました。

ぜひ、裁判の傍聴と報告集会へご参加下さい。。

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