7/1 「国連勧告「従う義務なし」に異議あり!」  参加報告

緊急集会 国連勧告「従う義務なし」に異議あり! -国際人権基準に背を向ける国・日本

7月1日(月) 14:00~15:30に参議院議員会館講堂で、緊急に開かれた集会に参加した。アムネスティ日本、ヒュウマンライツナウ、反差別国際運動などが、1週間前に呼びかけた緊急集会だが、200人を越す参加者に、関心の大きさが感じられた。発端は日本政府が6月18日、「慰安婦」問題に関する国連拷問禁止委員会の勧告について、「法的拘束力はない」「従う義務なし」という答弁書を閣 議で決定した報道だ。最近の、社会権規約委員会、拷問禁止委員会による日本審査、その席上での上田人権人道大使による「シャラップ」発言、橋下大阪市長の日本軍「慰安婦」制度に関する発言は、国際人権基準と日本の人権政策を巡ってさまざまな問題を露呈している。極めつけが「従う義務なし」という閣議決定だ。人権条約機関の勧告を尊重して履行するよう努力する義務を負うはずの加盟国の答弁ではあり得ない。

まず、国連の勧告が持つ意味と役割について寺中誠さん、阿部浩己さんから基調となるお話があった。拷問禁止委員会日本審査の状況から見える日本の姿勢について小池振一郎さん、社会権規約委員会勧告と原発問題について伊藤和子さん、拷問禁止委員会勧告と死刑、代用監獄について海渡雄一さん、人種差別、朝鮮学校無償化排除について原由利子さん、そして「従軍慰安婦」問題について渡辺美佐さんの発言があった。さらに移住連から国連特別報告者ブスタマンテさんが指摘した研修生、実習生の問題が報告された。いずれも、この国で人権がないがしろにされている実態だ。

帰宅してから小池さんのブログやYoutubeをながめると、上田人権人道担当大使の発言を確かめることができる。日本の刑事制度は中世のものだとの委員の指摘に、「日本は中世でない、もっとも先進な国の一つだ。誰だ笑うのは、笑うな。シャラップ、…シャラップ!」という有様に悲しくなった。こうして孤立を深めて行っていく日本、そこに住む私にできることは何か、急いで考えなくてはと思う。 (報告:磯部)

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